「シャイン博士が語るシリーズ」刊行開始!
「シャイン博士が語る」シリーズは、ともするととっつきにくいシャインの理論について、日本の事情を踏まえつつ、事例なども交えて本人が分かりやすく語り下ろす企画で、実践を意識しその理論をスムーズにつかんでいただけるよう工夫しています。
もともとシャインの主要な研究範囲はキャリアからグループダイナミクス、組織文化と大きく広がっており、それぞれの分野で金字塔といえる著作が刊行されています。
しかし、これらの著作は各分野の中での理論の確立を追求したため、その理論を実地で活用する際、同時に考慮すべき要素に十分触れられていない嫌いがありました。そこで本シリーズは、ある分野にフォーカスしつつも実践で押さえる必要のあるところにも触れることで、使いやすく編集しています。
例えば現在、<キャリア・アンカー>は、診断をすればキャリアの悩みが解決するかのように捉えられたり、実務経験のない大学生の進路の検討に活用されているケースも見受けられます。先行して出版した『キャリア・カウンセリングの進め方 <キャリア・アンカー>の正しい使用法』では、その実際的な解説に加え、社内の職務分掌や、また社会経済的な環境の踏まえ方等も語り、さらに、キャリアを決めていく際、自らのそれまでの経験が大切と述べています。
これに続く第2弾として、『組織開発と人的資源管理の進め方 プロセス・コンサルテーション技法の用い方』の刊行作業も4月上旬刊行予定として進んでいます。
ご期待ください。
2017年2月 白桃書房編集部